ふいちゃんの中国日記

社会編/治安

待伏せ強盗

2009年9月16日

これは友人Bさんのごく最近の体験談である。いま、開発区にある軽軌電車の金馬路駅から分岐して金州へ伸びる軌道の工事がされている。

金元大酒店から東方大厦へ向かう道路の中間地点でこの工事中の軽軌道が交差して、その交差部分に軽軌電車の橋脚が出来上がっている。そして、その橋脚の部分付近が死角になっていて周りから見えにくくなっている。友人Bさんは歩道を歩いていて、後ろからつけてくる気配に気がついて後を振り向いたが、そのときは人の姿はなかったので安心してそのまま東方大厦方向へ歩いていったところ、その死角の近くまできたとき、2人連れの若い男がBさんを追い抜いて前に出た。

そのときはおかしく思わなかったのだという。ちょうど死角に入ったところで2人連れが向きを変えてBさんを待っていた。少し変だなと思ったもののそのまま進んで2人連れのところへ来ると、2人連れが突然Bさんに襲い掛かって路上へ押し倒して動かないようにのしかかってから金をだせと要求されたというのだ。

ポケットにあった300元を渡したところ、2人連れが金を数えだしたのでその隙に車の通る路上へサッと逃げたら追って来なかったからそのまま家へ逃げ帰ったのだという。歩道に押し倒されたとき腕とか腰を強打して3ヶ月かかってやっと痛みがとれたという。

開発区は治安はいいほうだと聞かされていたし、また、わたし自身危険な思いをしたことがまだなかったので安心していたのであったが、どうやら実態はそうでもなさそうである。

用心するに越したことはない。必ずポケットには数百元入れておく、夜は遠回りでも明るい道を選ぶ、近い距離でもタクシーを利用するなどの対策をとったほうがよさそうだ。