ふいちゃんの中国日記

観光編/漠河

中国の寝台特急

2007年10月30日


中国の寝台特急は日本より快適である。一般に言って、中国の長距離列車は

軟臥(軟席臥輔:ruanxi wopu ルアーンシー ウオープー グリーン寝台)
硬臥(ying wo:インウオー 普通寝台)
軟座(ruan zuo ルアーン ズオ)(日本では特急の座席に相当している)
硬座(ying zuo インズオ)(日本の昔の普通座席:背もたれは直角で硬い)

に分かれる。

軟臥は上下2段、合計4ベッドが1キャビンで、鍵がかかるようになっていて安全である。軟臥車両には車両ごとにそれぞれ専属服務員が勤務していて安全管理はきちんとなされている。列車が駅に停まるときは事前に車両の入り口のドアは施錠されてほかの乗客が入れないように管理されている。

お湯も付いていて、服務員がときどき掃除に来てくれて清潔である。一般の中国人にとっては高額なのであまり利用されないが、政府関係の出張者はよく利用しているようだ。日本人にとってはそう高くないから長距離列車に乗る場合はいつも軟臥を利用する。

硬臥は日本でよくある普通寝台で、上下2段ベッドは同じだが、1車両全体がオープンである。軟臥が満席のときは硬座にも乗る。慣れてくると平気である。但し、まわりの中国人乗客がけっこう話しかけてくるのでそれは覚悟しておいたほうがよい。