ふいちゃんの中国日記

仕事編

いつも年齢を聞かれるわけ

2008年1月1日

わたしが営業に連れて歩く通訳兼営業担当者(Lさん)は38歳のおばはんである。大連開発区ではこのような仕事は若くてそれなりに美人という人が圧倒的に多い。

仕事が終って工場へ帰る途中の車の中で、さっき訪問した会社の通訳は年齢が28歳でまだ独身、現在花婿募集中とかの情報がおばはんから入ってくる。どうしてそんなことまで知っているのかと聞くと、いつも先方の若くて美人の通訳が先に「あなたの年齢は」と聞いてくるのだという。

結局、それが糸口になって話しが進むらしい。若くて美人の通訳からみるとLさんは一見して「若い」、「美人」という2つの条件から大きくはずれているので不思議に思うらしいのだ。だから不躾に「年齢は」と聞かれるらしい。

年齢を聞かれると答えてから、「では、あなたは。」という質問も自然に展開されるという。こうしてたった1回の訪問で通訳同士が仲良しになってしまう。日本人同士が挨拶しているわずかな時間の中でこういった情報交換をしているようなのだ。

だから、わたしも言う。「Lさん、はっきり言ってあなたは美人とは言えないし、年齢も若いとは言えない。だけど、それが話題になって話しが進み、すぐ仲良しになれるから、それはそれでLさんの優れた特徴の一つだよ。」と。