ふいちゃんの中国日記

文化編/行事

歳をとるときは起きているべし

2008年3月12日

4人娘の一人の誕生会が終って、3人の娘さんたちがわたしをアパートまで送ってくれることになった。その途中、最も若い一人が誕生日を迎えた主役を今夜は夜中の12時まで眠らさないという。

「なぜ」と聞くと
「だってそうでしょう。今夜は誕生日なので年齢が一つ増える夜中の12時は一生に一度しかない日なのだから、絶対に起きていて26歳を迎えるべきだ」

そういうことであれば、一日一日は毎日が一生に一度しかない日になるわけだから、誕生日だけが特別の日でもないことになり、変な理屈といえば変なのであるが、あまり詮索しないことにしよう。

日本では誕生日がきたら、一つ年齢を重ねることになるのだが、中国では誕生日の最後の時刻を過ぎてようやく一つ歳を重ねるようだ。だから、25歳最後の時刻と26歳最初の時刻を本人がはっきり認識したらいいということのようである。