ふいちゃんの中国日記

自然編/童牛嶺

童牛嶺池の水草

2008年6月8日

今年の童牛嶺池の水草は去年までと違って大繁殖していて、まだまだ増えそうな勢いである。去年は少しあったが、文字通りほんの少しであった。

この池の水は雨水・湧き水・上方にあるトイレの処理水の混合で、そのため池の傍にある看板には衛生上の問題があるため、と深くて危険なため、泳ぎ禁止と書かれている。

藻の大繁殖はこの池が富栄養化していることの証拠だと思われる。閉鎖水域なので一度入り込んだ栄養分は容易なことでは薄まらない。上流では公園にくる人の数は年々増えているように感じる。従ってトイレ処理水の流入は今後も増えることはあっても減ることは見込めないであろう。

昨年の9月のように大量の雨とその後の湧水の大量流入でもない限り、水量が増える可能性は少ないのだ。だから、富栄養化がますます進行する条件が整っている。今後の藻の量がどのように推移するかを見ておけば富栄養化の進行情況も類推できそうだ。

だがある程度、藻が増えることは魚やその他の小動物にとっては好都合のようだ。程度問題ともいえる。