ふいちゃんの中国日記

自然編/童牛嶺

童牛嶺池の亀と緋鯉

2008年6月8日


藻の大繁殖によって恩恵を蒙る動物も出てくる。亀が藻の上で休んでいる。去年までは休もうにも休める藻などはなかったのだ。

亀の右下には1匹の緋鯉がいる。魚にとっては絶好の隠れ家になるのであろう。しかし、上からは丸見えではあるが。しばらく見ているとこの緋鯉が藻から離れて水面にでていくことがある。そのようなとき、緋鯉はすごく早い速度で次の藻のところへ泳いでいく。つまり身を隠す物がないところでは本能的に危険を感じているのであろう。

1〜2年でこの池が全面このような藻で覆われて、生態系に変化が生じる可能性もある。もともと鯉は清流には住めない。ある程度水が汚れているところに住む魚である。