ふいちゃんの中国日記

自然編/動植物

コオロギ鳴く

2008年8月18日

8月10 日の日曜日、夜ベッドに入って気がついた。コオロギの鳴き声が聞こえる。気のせいかなと思って耳を澄ましてよく聞くとやはり、コオロギの鳴き声である。

コオロギは秋になって、急に現れるわけではない、とよく言われる。快晴の翌日に突然嵐がやってくることがないのと同じである。夏のうちから叢にはすでにコオロギがいる。小さくて鳴かないから一般の人は気がつかないだけである。

そして秋がきて涼しくなったら鳴けるように夏のうちから準備をしているのだ。しかし、夏のさなかにすでにコオロギが鳴いているということはそれだけ、外は秋の条件にすでになっているということであろう。

暑い暑いと思っているけれど、すでに夜は秋の気候になっていることがあるのだ。コオロギは秋の気候を察して鳴いている。秋はもう手の届くところにやってきているのだ。

暦はすでに立秋を過ぎている。今年の秋はいつもより早いかもしれない。