ふいちゃんの中国日記

社会編/経済

南方で倒産企業続出

2008年12月18日

南方の企業倒産はさらに深刻になっているようだ。四川省は人口の多い省である。その四川省から特に南方の深圳や東莞、珠海などへ出稼ぎに行っている人は多い。聞くところによると、南方の倒産企業および実態は倒産と同じ情況になっている企業の合計は7000社を越え、失業者は1000万人に達しているという。

成都の友人の話しによると、南方の企業の倒産によりこれらの出稼ぎに行っていた人たちが職を失って、故郷へ陸続と戻っているという。はっきり言ってこういう人たちは金に不自由している。だから、最近の成都も治安が悪くなって様々な凶悪犯罪が増えているのだそうだ。

時期的に春節が近い。歳越しの金が欲しい時期である。南方の企業倒産の影響は治安のよかった大連にもおおきな影響を及ぼしている。倒産した企業のいくつかが大連へ進出して来ている。大連の中国企業にも倒産が増えている。職を失った人々は金がなく、生活の不安を感じている。

こういう環境になるときまって凶悪犯罪が増加する。最近、所轄の公安派出所から各マンションに警告書が貼られている。具体的な発生凶悪犯罪を例に挙げ、各自注意すること、特に暗い場所の一人歩きは慎むようにと警告している。

只でさえ、年末は犯罪が増える時期である。このところの不況がさらに輪をかけている。公安派出所からこのような警告文が配られたのはこの3年間で初めてのことである。注意しなければならない。