ふいちゃんの中国日記

仕事編

開発区の不況の深刻化

2008年12月24日

日を追うごとに開発区の不況の情況は深刻さを増している。噂では、従業員350人ほどのある日系企業R社が会社を締めて撤退するという。この噂は、その会社からはまだ正式には政府へ清算申請されていないということであるが、会社の中には当然中国人スタッフも大勢いる。そういう筋から情報が漏れてくるのである。

これが本当だとすると、今後、大連開発区から撤退する日系企業はもっと増えてくる可能性がある。山東省の青島市には韓国系企業がたくさん進出していることで有名であるが、数年前の農業関係の韓国系企業が一斉に撤退したように、今回は工業関係の会社が撤退を始めている。

韓国系企業が撤退するときは夜逃げ同然に撤退すると言われている。従業員が朝、出勤して来たら守衛もいないし、門も閉まったままで、工場の中は空っぽ同然なのだという。彼らの一大特徴はあらゆる負債を放ったらかして一夜にしていなくなってしまう。つまり「夜逃げ」である。

日系企業は決してそういう「夜逃げ」はしないから、中国人からは信用を得ているということである。これは中国人がそう言っているのであるからまちがいないであろう。