ふいちゃんの中国日記

仕事編

自動車関連企業の大苦境

2008年12月27日

自動車が世界経済を牽引している実態がある。それだけに裾野が広い。ここに来て自動車関連が大不況である。世界全体に及ぼす影響は大きい。

大連開発区でも生産品目のほぼ100%が自動車部品の会社はその影響をもろに受けている。在庫調整の関係で40%〜50%減産になっている企業もあると聞く。今はまだいいが、来年は人員整理を始めなければならないという会社の話も多い。

大連開発区でこういう大不況はひょっとしたら初めてのこともしれない。大連政府も対策に乗りだしている。このまま進行したら、雇用問題が大きな社会問題になる。もっとも恐れるのは日系企業の開発区からの大量撤退であろう。

税関の各企業訪問聞取り調査がなされている。大連政府はすでに事態の深刻さと重大さを認識しているようだ。これから具体的な対策が打ち出されてくるであろうが、日系企業の考え方は「夜逃げ」でなく、この苦境を大連政府と一緒になって乗り切ろうという大原則である。