ふいちゃんの中国日記

仕事編

不況の影響

2009年1月4日

今回の不況はかつて経験のないほどの速さでやってきて、しかも日が経つにつれて深刻さを増すばかりである。自動車関連と直接の縁がない製品を作っている会社でも来年の生産計画は軒並み10〜20%減である。ただ、いつも例外があるように、この不況でも医療機器関連は影響が全くないそうである。そのかわり、自動車関連が好況のときでもその恩恵に与ることはないという。

大型産業機器、たとえば、造船や環境装置、さらに鉄道などのように長期計画に基いて製作する分野ではいまのところ影響が出ていないようだ。むしろ個別的には好況になっているところもある。

2009年後半の景気回復を見込んで、2008年、有給の一時帰休制を実施している企業2009年後半の回復見通しが見えて来ないことになれば、第二段階として従業員の人員整理に踏み込まざるを得なくなる。

すでに多くの日系企業では経費節減のために日本人スタッフの削減が始まっている。わたしの仕事上お付き合いのある何人かが既に今年(2008年)一杯、あるいは春節前に帰国することがここに来て急に決まったりしている。

従業員の人員整理が実施段階になれば、仕事は減ったのに日本人スタッフはそのままでは従業員も納得しないであろう。わたしの存じ上げている各社の総経理で、そう考えている方々は多い。