ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

この人、英語も通じない

2009年2月25日

中国時間の9時になって機内食事の時間となった。中国人乗務員が英語でわたしに聞く。「Which do you like beef or fish?」。わたしがどちらにしようかなとほんの2〜3秒考えていたら、唯一の日本人乗務員のところへ小走りに行って呼んで来た。

その日本人乗務員が日本語でわたしに聞く。「牛肉がいいですか。魚がいいですか。」わたしはそのときは既に決めていたので「魚をお願いします。」と返事をする。どうやら、中国人乗務員はわたしが英語も中国語もわからないと思ったのであろう、それであわてて日本人乗務員を呼びに行ってくれたのであろう。

以前、このようなことを中国人乗務員がしてくれるなどかつてなかったことだ。着実にサービス精神が旺盛になっていることを感じることができる一齣であった。一つ気をつけなければならないことは、中国人は本来このようなサービス精神を持っているということである。個人的につきあうと彼らが日本人と同じように相手を慮る気持ちはちゃんともっているということがよくわかる。

ただ、それが団体と団体あるいは団体と個人とかの関係になると途端に相手を慮る精神がどこかに吹っ飛んでしまっていたのだ。