ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

化粧品LANCOME


女性の皺取りおよびその予防にランコムの化粧品に人気があるようだ。日本出国時に土産物として免税店でランコムの化粧品を買った。

出国後、免税店で買物をするときはエアチケットの提示を求められる。販売員が提示したエアチケットを見て「この化粧品は乗り継ぎの場合は荷物検査で没収される危険性ほぼ100%です。」と言う。少し躊躇したが、頼まれていた物もあったので何とかなるだろうと買うことにした。

飛行機に乗ってから日本人乗務員を探してもらって事情を話した。「わたしもそこら辺のことはよくわかりません。」という。北京で一端飛行機を降りるとき、「この化粧品だけ、どこかに保管してもらえませんか。」とお願いしたが、それはあっさり断られた。

じつは同じ飛行機だが、直行便でないため、北京でまず入国手続きをして以後は中国の国内線に変わるのだ。だから荷物も一度全部持って降りなければならない。客室の棚に残しておくと掃除のときにすべて処分されるのだという。

「機長に聞いてきます。」と日本人乗務員が気をきかせてくれた。こういうところはやはり日本人である。やがて戻ってきて言う。「封を切っていなければ大丈夫、ということです。」

それで、もし荷物検査にひっかかったら、?日本出国後に免税店で買ったこと(領収書あり)、?開封していないこと、を説明すれば没収されることはないだろうと考えた。

だが、実際の荷物検査では何ひとつ質問されることもなく、すんなりと通過したのだった。あの成田空港の免税店の販売員は何を基準にしてあのような「ほぼ100%没収される。」と判断したのであろうか。

1時間後、国内線に変った同じ飛行機に再び乗り込んだとき、あの日本人乗務員から「どうでしたか。」と尋ねられ、気持ちが暖かくなった。