ふいちゃんの中国日記

生活編/衣食住

焼きいも

2006年1月21日

 冬は焼きいもがおいしい。大連開発区でもあちこちで売られているので簡単に買える。安盛デパートの地下入り口の横では常設で焼きいも屋が陣取っている。麦凱楽の南入り口の近くでもリヤカーでいつも売っている。わたしのアパートの入り口近くでも自転車に乗ったおじさんが焼きいもを売っている。機動性があるせいか客足が遠のくと、さっと移動していなくなる。だから、買い物に出かけて、帰りに買おうと思っているといつも買いはぐれてしまう。芋の味は日本とほぼ同じだが、赤系統のサツマイモでないので甘みはやや劣る。
 歩いて10分くらいの「紅梅」という通りには焼きいも屋が2軒、店開きしているのでちょっと歩けば必ず買えるから便利である。値段は開発区では1斤2.5元。日本円に換算すると1kg約73円。最近は休日の昼食は専らこの「焼きいも」で軽く済ますことが多い。やや大き目のものを2個で大体2.5元〜3元である。これにヨーグルトと果物。いたって粗食。とくに朝が遅いときは昼はお腹がすくまで食べないことにしている。なにごとも自然の赴くままに、である。
 日本の冬ではかならず見られる「焼〜き〜い〜も〜」と軽自動車で流しながら焼きいもを売る光景はまだ見たことがない。ひょっとしたら日本ではごく普通に見かけられるこのような風景は大連開発区ではないのかもしれない。このように商売したら、はたして売れるのか売れないのか、誰も考えたことはないのであろうか。中国のガソリンは日本の半値よりちょっと低いくらいだから、物価比較するとものすごく割高である。また車の普及率はまだまだ日本にはるかに及ばないようだから、そういう意味では焼きいもの流し売りはまだ発想として出てこないのかもしれない。