ふいちゃんの中国日記

観光編/麗江

納西族

2009年3月7日

日本で出版されている雲南省の観光ガイドブックでは納西族(na4 xi1 zu2 ナー シー ズウ)は「ナシ族」と紹介されている。麗江へ初めて行って気がついたのだが、納西族をナシ族と呼ぶのはかなり乱暴である。日本の長野県に軽井沢があって、普通「かるいざわ」と呼ぶが、地元の人々は「かるいさわ」と呼んでいる。決して「かるいざわ」とは呼ばない。

ナーシー族をナシ族というのは「かるいさわ」を「かるいざわ」と呼ぶのより相当かけ離れたひどい呼び方である。どうしてこういう呼び方が日本で定着したのだろうかと疑問に思う。

納西族は人口約167万人とのガイドの説明である。麗江を中心にしてかなり広い範囲に分布しているようだ。雲南省は少数民族がたくさん住んでいる。麗江には全部で6万人と少ない小数民族もいるそうだ。

雲南省でもっとも多い小数民族は「タイ族」のようで、人口は2500〜3000万人いるようである。

西タイ族が現在のタイの国を建国し、東タイ族は中国の中にあってタイ族という少数民族の中に位置づけられているということを以前観光ガイドブックで読んだ記憶がある。麗江にタイ族は住んでいるのかどうかははっきりしない。