ふいちゃんの中国日記

観光編/麗江

麗江 四方街の路地

2009年3月9日

かつて納西族が住んでいたと思われる家並みはこのようにクネクネとした道でつながっている。こういう直線でない道を見ると日本の戦国武将の武田信玄を思い出される。街の構造を外敵が侵入してきたとき、前方を家で視界を遮断する造りである。

地理に不案内な敵兵が入って来たとき、この家の向こうは何が待ち構えているのか不安心理が湧き上がってくるであろう。今でも武田信玄が治めていた甲府市の目抜き通りは昔のままの先が見えない直角にずれて曲がった道が残っている。

納西族の人々が昔、外敵との戦いがどのような情況であったのか知る由もないが、海抜2700mの高地に広大な平地が開けている土地である。外敵がこの良地を手に入れようと戦があったとしてもおかしくはない。