ふいちゃんの中国日記

生活編/気をつけよう

骨董品の運び屋

2009年4月29日

仕事の関係で名刺をよく使う。どこでどう流れたのかわからないが、時折り奇妙な電話が掛かってくる。あるときの電話はこうである。

「最近発掘で大量の骨董品を掘り出した。ついてはこれを日本へ帰るとき持って行って日本で売ってほしい」というものである。この種の電話には全く乗ってはならない。即座に断る。

危険1)中に何が入っているかわからない。麻薬品、覚醒剤とかのご法度品が入っていたら出国時に逮捕され、最悪死刑、軽くても無期懲役の例がざらにある。いかなる理由があろうとも情状酌量されることはない。

危険2)中国の骨董品はかってに外国へ持ち出すことはできない。法律違反。日本人の無知に乗じて一儲けしようという魂胆であろう。最悪見つかっても依頼主は逮捕されないように考えている。人のいい日本人が逮捕され、死刑になっても依頼主には何の心の呵責もないのであろう。ただ金儲けのチャンスが一つ減っただけくらいにしか考えていない。

本当に違法でないのあれば船便で大量に日本へ送ればいいし、また自分で持って行けばいいのである。