ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

旁観者清

2009年5月13日

自分の書いた文章のまちがい、誤字脱字を自分で発見するのはけっこうむずかしいし、発見しきれないことがある。ところが別の人が読むとさっと眼を通すだけで、意味不明の文章とか、誤字脱字を簡単に見つけてしまう。

囲碁を打っている二人の当事者は一生懸命に没頭して考えながら打っているが、よく間違える。傍でみている人のほうが冷静に判断できることが多い。ここはこの一手なのになにを長々と考えているのだろうとか、長時間考えて選んだ手なのに悪手を打ってしまったとか。このように当事者というのは迷ったり、間違えたりするものである。

だから図面なども作成者がいて、確認者がいて承認者がいることになっている。ところが世の中には「メクラサイン」というのがあって、確認者および承認者が時間がないのか、面倒くさがり屋なのか、はてまた能力がないのか、内容を確認しないで只サインするだけの人もいるから見極めが重要である。

「旁観者清」は日本語では「岡目八目」である。

【註】
旁観者清 pang2 guan1 zhe3 qing1 パン グアン ジャーア チン
(成語)傍観者にはよく見える。傍から見ていると物事の是非がよくわかる。