ふいちゃんの中国日記

社会編/公共

身長1.1mは有料

2005年 10月 29日

 日本のバスはわたしの記憶では幼稚園以下は無料、小学生は半額、中学生以上は大人の料金だったと思う。
 大連ではまだバスに乗ったことがないのでわからないが、成都では一律2元と1元の路線がある。どれもワンマンバスで普通は前乗りで、乗ってから運転席の横にある料金箱にお金を入れる。乗り口のドアに児童購票線と表示があり女の子の絵が貼られていて、頭の上に横線があって、その横線の右には1.1mと書かれている。身長1.1m以上は全額払い、1.1m未満は無料を意味するのだそうだ。
 「じゃあ、1.1m前後の子供はどうやって識別するのだい」と一緒に乗っていた中国人に聞くと運転手が目測して判断するのだという。だから、運転手が料金がいると言えばいる、いらないと言えばいらない、ということになる。しかし、中には運転手がいるといっても「わたしの身長は1.08mだ」とクレームをつける子供もなかにはいるのではないかと思う。そういうときは運転手はきっと「じゃあいいよ」というような気がする。目安といっても大体その程度なのだろうと想像している。