ふいちゃんの中国日記

社会編/経済

日本商工会新年会

2006年2月13日

 1月21日、旧暦の会社の忘年会の二日後、こんどは新暦による日本商工会の新年会が開かれた。大連市の日系企業の経済団体として大連日本商工会がある。旧市内、開発区と大きく二グループに分かれており、開発区ではさらにいくつかの分会に分かれている。全てではないらしいがほとんどの日系企業が加盟していて、わたしの勤める会社も加盟している。じつは昨年の暮れに旧市内で合同の忘年会が開かれたのであったが、わたしは参加しなかった。理由は遠くて面倒くさいなという単純なもの。新年会は合同でなく開発区だけの新年会となったので参加することにした。
 会場は“凱倫”温泉ホテルで、凱倫ホテルが経営している温泉保養施設の2階で行われた。会費は一人200元。もちろん公費参加である。大連に来て日が浅いわたしはまだ顔が広くない。よって今年は営業に力をいれる意味合いもあり、大いに期待して名刺をたくさん持って参加した。顔見知りの人はほんの数人で、あとは初めての人ばかり。名刺交換できたのは15人くらいであった。
 立食パーティで、たいそう華やかだった。食べもの、飲みもの、アトラクション、最後はくじ引きと全く退屈をしない内容で3時間があっという間に過ぎた。この新年会に参加している人は大きく分けて考え方に3種類あるように感じた。1つはわたしのようにこの機会につながりを広めようとする組、2つは会社から行けといわれたから参加して自分たちだけのグループで固まって、食べて飲んで楽しく過ごす組、3つは消極的参加組で、早く終らないかなと隅の目立たないところでひっそりと時間を過ごしている組。
 くじ引きの景品はほとんど参加企業が提供しており、家電製品を製造している会社はその製品を、日常生活に直接関係ない製品を製造している会社の場合はブランド品のウイスキーとかブランデーを、といった塩梅である。また、宣伝用としては、日本人向けカラオケ店は3名様無料招待とか、ホテルでは無料宿泊券というのまでいろいろである。
 わたしの券番号が007で、一緒に参加した同じ会社のFさんは008。いい感じの番号に気をよくしていた。テレビ、CVD等等、たくさんの景品が抽選されるなかで、次ぎは折りたたみ式自転車と紹介されたとき、Fさんは「あれがほしいなあ」と言っていたら、本当に当たってしまった。わたしは携帯CVDが当たって二人ともニンマリ。
 この新年会は家族も参加してよい、ということになっていたので子供たちもけっこう参加していた。子供たちの話しをそれとなく聞いていると、日本語で話している子供たちと中国語で話している子供たちとがいて、いい年齢になって中国語の勉強を始めたわたしと比較して子供の順応性のすばらしさを改めて認識したのであった。

 【註】
   凱倫 kailun カーイルン (ホテルの名前) 
   大連開発区では4つ星で、最上級のホテルと言われている。