ふいちゃんの中国日記

観光編

無錫・菱の一種

2009年9月13日

二日目の無錫で昼食に案内されたレストランにこれがあった。客が一杯はいっている。しかも着飾った人々でなく、いわゆる大衆の客である。経験的に言ってこういう店は「安くておいしい」が通り相場である。

これはまぎれもなく「菱」であろう。日本にある野生の「菱」はもうちょっと小さく、味も淡白である。わたしも小さいころは故郷の家の近くの池に野生している「菱」をよく食べたものだった。

「無錫」のは大きく、味もまるで「栗」のような味である。他の野菜と一緒に炒めたこの「菱」は大変おいしい。はじめは何だろうかと思いながら食べていたのだが舌が少しずつ「菱の味」を思い出してきた。

移動途中で池に大規模に繁茂している「菱」を見ることができたが、水に浮かんでいる状況や葉っぱなどは外観上、日本の「菱」と非常によく似ている。

残念ながら値段は聞き漏らした。しかし、そう高いものではないだろう。