ふいちゃんの中国日記

仕事編

退后一歩海闊天空

2009年12月12日

いつも自分を主張する人がいる一方で、ぜんぜん自分を主張しない人もいる。こういう人は何を考えているのかわからないので対応がむずかしい。わたしの流儀はよくも悪くも自分をさらけだす方式である。そのほうが気楽である。いつも構えているのでは疲れる。

「中庸」という言葉がある。意味は「かたよらないで、ほどよいこと」。じつはこれは簡単なようでけっこうむずかしい。退后一歩海闊天空、こういう言葉をときおり思い出してみるのも一つの処世術であろう。全面主張でなく、一歩退くことによって物事の進展が早くなることはよくあることだ。

【註】
退后一歩 tui4 hou4 yi1 bu4 ツイ ホウ イー ブー 一歩退く
海闊天空 hai3 kuo4 tian1 kong1 ハーイ クオ ティエン コン
     (成語)大自然が広々としたさま;
     <比喩>考えることや話すことが何の束縛も受けず、無限に広がるさま。