ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

酒后無徳

2010年1月25日

これも日本人にはほぼ理解できる。ただ、この言葉は成語ではなさそう。“酒を飲んだ後、徳がなくなる。”で、あっさり言うと「酒癖が悪い」となる。こういうところは日本人にも中国人にも共通しているということであろう。

日本では大トラは寛大に扱われるが中国では様子が違うようだから要注意。酒を飲みすぎて暴れたり、絡んだりすることは中国では軽蔑の対象となる。自分で自己コントロールできない人はどの道たいしたことではないのだ。

そのせいもあるのだろうか、中国では酔ってこれ以上飲まないほうがいいなと思って、途中で「もう充分いただきました」と断ると、まず日本のように無理強いされることはない。注意しなければならないことは方針には一定の原則が必要。ある人には断り、別の人には勧められるままに飲むような状態は作ってはならない。飲まないのであれば全員に対して断ること。

さもないと、断られた人からみれば大勢の人の前で「面子をつぶされた」ことになり後々悪いことはあってもいいことはないであろう。中国人は日本人以上に面子を重んじる国民であることを理解する必要がある。

【註】
酒后無徳 jiu3 hou4 wu2 de2 ジユーウ ホウ ウー ダア 酒癖が悪い