ふいちゃんの中国日記

生活編/健康

掃除のおばさん

2010年4月19日

入院しているとは言え、痛いところはどこもないし、意識はしっかりしているので要は退屈なのである。

毎朝病室を三人のおばさんが掃除にやってくる。一人はベッドの掃除、一人は床掃除、もう一人はトイレの掃除である。ベッドの掃除といってもものの1分ほどで済ましてしまう。急ぎ足でやってきたかとおもうと敷布団の上を専用の刷毛でさっさっさと掃くだけである。まるで風の如くやってきて風のごとく如く去るといった感じなのだ。

床掃除のおばさんも湿らしたモップを持ってきたかと思うと床だけさあーっとまるく掃除して終わりである。こちらは少し長くそれでも2分以内である。

トイレ掃除はもっと簡単で、荒々しい手つきで電灯のスイッチを入れて中に入ったかと思うとすぐに出てきて終わりである。下が汚れていようとおかまいなし、要はほとんどなにもしないのである。電灯のスイッチを入れるちょっとした動作にもその人の性格が見えるようでおもしろい。

これにくらべる、わたしが勤める会社の掃除のおばさんたちはほんとによく掃除をしてくれる。大したものだと感心したのであった。