ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

易拉罐

2010年7月22日

じつは易拉罐(yi4 la1 guan4 イー ラー ガン)の日本名を知らない。どういう物かというと、缶ビールで口を指で引っ張って開けるあれである。意味は読んで字の如しで、容易に引っ張って(開けることができる)罐(缶)なのである。

最近、日本ではお年寄りが増えて、指の爪が弱くなり手で引っ張って開けることができない老人が多くなっているのだという。それでどうするかというと、あの引っ張る部分をはじめに持ち上げる工具が必要になっているというのだ。

何を隠そう、わたしは1〜2年前からコインであの引っ張る部分を持ちあげてから指を差込こみグイと引っ張っていたのだ。

ご存知のように指を差し込む部分が持ち上がれば指を差し込むのは容易なのである。日本はすでに老齢化社会に突入している。若い人にはまるで必要のない物が老齢化社会では必要な工具になっているのだ。

いつの世も「必要は発明の母」である。世の中の時代の流れをじっくりと見ている人にはこういうちょっとした物だが金儲けのチャンスが見えているのだろう。