ふいちゃんの中国日記

仕事編

落書き

2010年8月14日

工場の男子トイレの壁に落書きをする者がいる。以前、同じような事件があってから2年ぶりの発生である。察するにこの種の犯人は常習性があるとみてよいであろう。常習犯は自分の存在を「落書き」という手段で「ここに我あり」と誇示したいわけで、これは一種の病気であるから理性ではコントロールできないのである。

こういう観点からすれば、変化点管理が重要になってくる。つまり、犯人は最近、入社した従業員の中にいる可能性がかなり高いことになる。そういう意味では、まず調査の範囲を絞ることができる。

落書きは赤色マジックであった。都合が悪いことにこの色は生産ラインで使っているのである。わざわざ落書き用に赤マジックを家から持ってくるというより作業着の胸ポケットに入っている赤マジックを使っているであろうと考えるのが自然である。

しかも、この赤マジックは無制限に支給しているわけではなく、支給者は合計で約30人である。こういうふうに考えてくると犯人はかなり絞込みができそうである。

【註】
胡写(的詞句)hu2 xie (de ci2 ju4) フウ シエーダ(ツウ ジュウ)落書き