ふいちゃんの中国日記

社会編/経済

物価高

2010年10月29日

このところの大連の物価上昇はものすごい。おそらくこの動きは幅の多少はあれ中国全体の動きであろう。

例えば、焼き芋。休日はよく焼き芋を買って食べるのだが、昨年は一斤(500g)2.4元。今年は4元~4.5元。約70%の上昇である。焼きイカは2.5元が5元で100%上昇。焼きとうもろこしは1.5元が2.5元で67%上昇といった塩梅である。

この夏前の賃金上昇は700〜800元が実質1350元前後へ上がったから約80%の上昇で、賃金だけが突出して上がったのではなかったことがわかる。日本の例で考えれば、賃金が上がったから物価が上がったのではなく、物価が上がったから後追いで賃金が上がったと判断するのが正しいのではないだろうか。

この考え方でいけば、中国の物価上昇はこれで打ち止めとは考えられないので、賃金はさらに上昇を続けるであろう。賃金の安さだけで中国進出している企業の限界が目の前に来ていることがわかる。