ふいちゃんの中国日記

生活編/衣食住

驚蟄

2012年3月8日


2012年3月5日は二十四節気の一つ啓蟄である。“知恵蔵2011”によると、啓蟄とは、春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことである。「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土に隠れる、とじこもる」という意味がある。

3月6日は最高温度18度になり、いかにも“春が来たなあ”という感じである。いつも二十四節気の節目ごとに中国の友人から教えられるのであるが、今回もそうだった。“きょうは啓蟄だからもう庭の野菜作りを始めても大丈夫ですよ”という。

そろそろ畑いじりを始めるかという気持ちである。ジャガイモは連作はよくないと聞くから、今年は西の方をジャガイモにしようなどとそれなりに構想を練る。

中国語では啓蟄は「驚蟄」になっている。どういうふうに変遷したのかさっぱりわからない。「啓」は「qi3 チーイ」だから、繁体字から簡体字に替わるときに同じ発音で字画が少ないから採用されたということでもなさそうだ。

【註】驚蟄 jing1 zhe2 ジン ジャア 啓蟄