ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

ホテル電気系統故障

2012年5月2日


外で夕食を済ませてホテルへ戻ったら、ホテルの電機系統が故障ということでエレベーターが動かず、重い荷物をもって8階の部屋まで登る。テレビは点かない、お湯が出ないためシャワーは使えないとさんざんであった。

幸い、水と室内電灯は活きていたのでなんとか生活はできた。夜中に寒さを感じて眼が覚めた。暖房も使えなかったのだ。大連のこの時期、夜はまだかなり寒い。あわてて起き上がって長袖シャツを1枚着てから幅広の掛け布団を二つ折りにして寒さをしのぐ。

そして夜中、何かドスンと音がしたかと思ったらついに室内灯も消えてしまった。「何でもあり」の中国とはいえ、水も沸かせずホテルとしての機能をすっかり失ってしまったホテルであった。

部屋は8階だったのでまだよかった。これが10数階だったら上り下りだけでも大変なところだった。朝のバイキング料理が食べられたのはせめてもの救い。中国料理はほとんどガスを使って作るから電気がなくても大丈夫だったのであろう。

当初、故障は翌日の午前中に直るというフロントの説明であったが、翌日の朝になると夕方には直るへ後退した。しかし、夕方になってもまだ修理は終わっていず、今懸命に修理しているという説明だけであった。

これはヤバイなと思ってロウソクとLED手電筒を買ってホテルへ戻るとホテルは真っ暗で、フロントにロウソクが点されているだけであった。買ったばかりのLED手電筒を点けて、階段を上がって部屋に戻る。しかし、今夜は階段の要所要所にロウソクが点され、そして部屋の前にもロウソクが点されていたので歩くのに不自由はなかった。

そして、部屋に入ったらロウソクが何本か既に用意されていた。ふーむ、ロウソクも手電筒も自分で買ってこなくてもよかったのだったと知る。夜中にパッと電灯が点く。どうやら故障が直ったらしい。

しかし、話はこれで終わっていない。ホテルとしての機能を失ってしましい、大変不便な思いをしたのだからと値引き要求をしたら、1日目は半額に、2日目は全額免費になった。

【註】免費 mian3 fei4 ミエーン フェイ 無料にする、ただにする
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