ふいちゃんの中国日記

観光編/雲南

中国旅行社のツアー旅行

2012年8月17日


これまで中国旅行社を利用したのは往復の飛行機と旅行先の宿泊場所のみを予約してもらう方式である。もともと、あちこちと忙しく動きまわる旅行は好きではなく、一箇所に落ち着いて、そこを拠点にしてあちこち見て回る方式がわたしの好みである。

日本のツアー旅行でも睡眠時間に余裕がないと参加しない。しかし、今回の雲南旅行は全く予想もしなかった超強行軍のツアーであった。まず、わかっていたのは6日間の旅行だということだけである。

日本ー雲南省昆明の直行便はなさそうであったので、まず四川省成都市へ向かってそこで友人と合流した。成都―昆明は70分の飛行で、非常に近い。成都に着いて初めて旅行の計画表が入手できたのだが、朝、出発の予定時間も次の目的地へ着く予定時間も何も記載のない計画表でびっくりした。
 
飛行機の出発時間、便名やエアチケット、寝台特急の出発時間、便名や車票は直前にならないとわからないし、手元にはない。只、成都出発の飛行機は成都双流機場を23;05に出発する昆明行きの最終便であることだけは前日にわかっていた。しかし、この飛行機は約30分出発が遅れたのである。

結局、昆明の飛行場に着いて出口を出たのは2時であったが、迎えのマイクロバスはまだ来ていない。空港を後にしてそれぞれのホテルへ向けて出発したのは2時半で、それから1時間かかってようやく私たちが宿泊する三軒目のホテルへ着いたのであった。
ホテルについてから説明があった。朝は6:50起床、7:15食事開始。7:45バス出発というのである。チェックインして部屋に着いたのは4時をまわっていた。大忙しで荷物をほどき、顔と手だけを洗ってベッドへもぐりこんだのは4時半であった。仮に飛行機が定刻に離陸したとしても睡眠時間ははなから3時間ほどしかない時間計画になっていたことを知らされる。

ひげを剃ったりすると20分では足りないので持参した目覚まし時計を6時半にあわせる。結局、睡眠時間はたったの2時間しかないのであった。おまけに朝、予定時間通りに餐庁へ行ったのに準備はできていなく30分待たされる羽目になった。あとは順遅れで結局はバスは8:15出発となった。最初からわかっておればあと30分眠れたのにと思ってもどうにもならない。ここは何でもありの中国なのだ。

バスが出発してからガイドが言う。「夕べホテル着が遅くなったので、皆眠くて起きてくるのが遅くなり、出発が30分遅れました。」「そうではないよ。遅れた責任は我々にはない。餐庁の従業員の準備が遅れたのが原因だ。責任はホテル側にある。」と言い返すのがせいぜいであった。

こんなに眠い旅行は初めてだが、今日は石林だ。とにかく楽しもう。