ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

世界末日(Ⅱ)

2012年12月21日


今日はマヤ暦世界末日の2012年12月21日であるが、いまのところ暗黒にならず普段と変ったところは見られない。3日ほど前からテレビでも盛んに話題に取り上げられている。

専門家と紹介される人の話では世界は滅びることはなく、マヤ暦上また新しい一年から始まるのだという。中国では球状の諾亜方舟(nuo4 ya4 fang1 zhou1 ヌオ ヤー ファン ジョウ ノアの箱舟)が一個6000万円で売り出され、19個受注し既に12個納品済みだとか滑稽な話が報じられている。

そのほかいろいろあるが、注目は今日の日本経済新聞の記事で、「中国共産党が世界終末説の広がりに神経をとがらせている。終末説を背景に共産党を批判していたとされる宗教団体の関係者を千人近く摘発」と出ている。

さらに、党機関紙の人民日報でも「“世界の終わり”はデマだと強調し、事態の沈静化を急いでいる」そうだ。さらにさらに、人民日報は20日付の一面のコラムで「“世界の終わり”のデマが流れ、少なからずパニックが起きている」と指摘。

九面でも「“正常な生活に影響を及ぼすべきではない”という科学者の見解を紹介するなど、異例ともいえる警戒ぶりをみせる。」と出ている。

中国憲法では36条で「信仰の自由」をうたうが、同時に「宗教を利用した社会秩序の破壊、国家の教育制度の妨害」を禁じていると説明されている。

それにくらべ、日本は民放テレビで興味本位的に報じられている程度でいたってのどかである。