ふいちゃんの中国日記

生活編/街の風景

楊樹花

2006年5月19日

5月11日夕方、会社からの帰りによく注意しないと気がつかないほどの少量であるが白い綿のような楊樹花が風に舞って飛んでいるのを見つけた。
あっ、いよいよ飛び出したな。
ついにその季節がやってきたのだ、と心が躍る。

翌日はさらに増え、だれでも気づくくらいの量になっていた。
14日の日曜日、日中は半袖の姿も見られるほどの暖かさで、多いところでは、例えば民族学院の南門付近では顔に降りかかって邪魔に感じるほどの量の楊樹花が舞っていた。

ひと風吹くと、まるでタンポポの花が風に舞って一気に飛びだすように、楊樹花もふあっと大量に空中に飛び出していく。
歩道際の草の上にはこの白い花が積もっている。
まるで綿を撒いたような感じに。

会社の運転手の話によれば道路が一面にこの白い花で埋まるそうだから、これからまだ量が増えていくのに違いない。
不思議なのは街路樹として延々と植えられているこの楊樹の中には、大きさがまわりの木と同じように大きいのに全く花がついていない木もあることである。

【註】
楊樹花 yangshu hua ヤンシュウ フア 楊樹の花