ふいちゃんの中国日記

文化編/伝統・風習

060606

2006年6月8日

広東省で仕事をしていたときの昔の仲間から携帯電話に“短信”が入った。
きょうは06年06月06日、“千載難逢”の6が全部揃った吉日で、家庭が順調に、仕事が順調に、そして全てが順順順調でありますようにと締めくくっていた。

普段、こういう数字合わせには無頓着のわたしであるが、言われてみるとなるほどそうだなあと気づく。
数字に関心のある人はこういう数字を敏感に見つけるようだ。
この手でいくと2年後の2008年8月8日の080808はもっとすばらしい数字になる。

中国では8はもっとも好まれる数字である。
日本と同じように八は末広がりという意味と“発展”や“発財”と発音が似ていて縁起がいいということらしい。
その次に好まれるのは6である。
6という数字は“順”とか“順利”と言われている。
666と続くこれはもう“大順”となるのである。

なぜ6が“順”なのかと聞かれるとよくわからない。
六の一部が八に似ているのでその関係なのかなと勝手に思っている。
ついでながら、最も嫌われる数字は日本と同じで“4”である。
意味は日本の場合と同じ関係にある。

 【註】
   短信 duanxin ドアンシン 短い手紙
   千載難逢 qianzai nanfeng チエンザイ ナンフォン 千載一遇(きわめて少ない機会)
   発展 fazhang ファジャーン 発展
   発財 facai ファツアイ 金持ちになる。財産を作る。
   順 shun シュン 順調である
   順利 shunli シュンリー 順調である
   大順 dashun ダーシュン 非常に順調である
   4 si スー