ふいちゃんの中国日記

観光編/丹東

遊覧船

2006年6月20日

遊覧船乗り場は断橋のすぐ横にある。
この一般の遊覧船は川のほぼ中央までしか行かない。
だが、中央付近まで行くとカメラをズームにして撮影すると対岸の人々の姿をかなり鮮明に捉えることができる。
すくい網で魚取りをしている子供たち、たたずんでこちら側を見ている女、男、そして銃を持った警備兵。
北朝鮮の人々は対岸の経済発展した高層ビルの林立した中国をどういう目でみているのであろうか。

川の水は土色に濁っている。
だが、これは雨上がりの後の濁った土色ではなく廃水の色である。
だから、この水色は上流で環境改善の抜本策が講じられない限り綺麗になることはないであろう。
丹東は鴨緑江の河口である。だから、潮の満ち干で水位が2mくらいは簡単に変化している。
川面には無数のプラスチックごみが浮遊しており、やがてこれは日本海へと流れていく。
超個人主義の強いかの国の人々であるが、このような環境汚染が次世代、次次世代の子孫の生存を脅かすことになるということをいつ認識しだすのであろうか。