ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

寿司屋のひと

2006年7月18日

日曜日、安盛の地下超市へ買い物に行った。
寿司コーナーへ行くときょうは時間が5時と早かったせいか、まだたくさんの寿司が残っていた。
先週買ったのは量が多かったから今回は少し少なめがいいかなと選んでいたら横から声をかけられた。
それは1種類だけどこちらのは種類が多くておいしいよと薦めてくる。

よく聞いてみるとこの寿司を作っている店のひとだという。
めがねをかけた30代前半といった感じのいい女性であった。
顔の表情、振る舞いからみてこの女性は管理者あるいは経営者の立場のひとであろうことがわかる。
ただ言われて作っているだけの人からはこういう表情、振る舞いはでてこないであろう。

寿司コーナーの奥にある調理場で寿司を作っていると説明してくれた。
味はどうですかと尋ねられたので感想を担当直入にふたつ述べる。
   ? 形は寿司だが味は日本の寿司の味とは言いがたい。
   ? 塩と酢の利かせ方に一工夫するといい。
この付近には大勢の日本人が住んでいるので、味がよくなればきっと売れますよと元気づける。
すると、いろいろ研究しているという。
米はほとんど日本の米と同じ味のものが手に入るようになったが、酢は中国にはいい酢がないのだという。
日本の酢醸造メーカーが中国に進出して生産しているので調べてみるといいですよと教える。
現にこの安盛の超市でも日本の某メーカーが中国で作った、日本と同じように透明な酢が売られているのだ。

残念なことにこれらの寿司は朝の9時ころに作ったものだとのこと。
だから味が落ちるのは止むを得ないとしても、もともとの味が今一であるのがあまり寿司らしい味がしない最大の原因なのではないだろうか。
塩と酢の利かせ方を研究してもらって、もう少しおいしい寿司が食べられるようになることを期待したい。