ふいちゃんの中国日記

生活編/出来事

半袖シャツ

2006年8月1日

7月下旬の日曜日、ひさしぶりに麦凱楽(マイカル)へ買い物に行った。
すでに夏物のバーゲンセールに入っており45%引きになっていた。
360元(5220円)が198元(2871円)になっている。
格子模様で薄い青色の気に入ったのがあったので買おうとした。

試着してサイズを確認し、包装してもらおうとしたら、店員が1箇所糸が飛び出ているのを見つけてこれは欠陥品だから売るわけにはいかないと言う。
新しいのを市内の麦凱楽から取り寄せるので明日もう一度来てくださいといわれた。

少し予定はずれたが3日後電話があって、品物が届いたので来てくださいという。
ところがこちらも忙しいやらなにやらで、結局行ったのはそれから3日後の土曜日だった。
ひょっとしたら売れてしまっているかもしれないなと思いながら、エスカレーターを上がった2階の前方にある売り場へ向かった。

この間、品物が届いたという電話があった者です。
というと店員はすぐに勝手がわかったという様子で奥からシャツを持ってきた。
確かにわたしのために確保してくれていたのだ。
中国で買い物をしてこのような丁寧な扱いを受けたのはじつは始めてである。
麦凱楽の生立ちが日本企業だったことによる影響なのだろうか。
それともこの店舗の従業員教育の成果なのか、あるいは従業員個人の資質なのか。

ところがこのシャツ、一見して色が変だぞという代物だった。
初めは中になにか黄色の紙か何かが入っているのかなと思った。
実際は何も入っていなくて黄色く色がついているのだった。
うーむ、これではちょっと買えないなあというと店員はこの1件しかないのですという。
せっかく用意してくれた品物だけどこの色では買えませんといってお断りせざるをえなかった。

なかなか気に入ったシャツであったが、最初のほころびといい、今度の部分的変色といい、もともと縁がなかったのかもしれない。