ふいちゃんの中国日記

社会編/公共

停電(1)

2006年8月8日

輸出加工区では突然の停電はないと思っていたのだったが、8月8日10時突然停電した。
どうやら輸出加工区全域らしい。
周りの日系企業のいくつかの工場からも従業員が窓から外を見ている姿が見られる。
さっそく普段から交流のある会社へ電話して情報収集を行った。

すると多くの工場では昨夕6時ころに電話連絡が入っており、8日〜9日と計画停電するとわかっていたと言う。
わたしたちの工場には連絡がなかっただけだったということが判明した。
連絡は2日間8時〜22時まで停電ということだったという。
停電は保税区、開発区にも及んでいることがわかった。
逆にしょっちゅう停電があった旧工場(金州区)は停電になっていなかった。

対応策として掃除後、午後から休みにした。9日は朝から休み。
きょうは午後2社からお客様が来られる予定になっていたので確認の電話を入れた。
1社中止、1社は予定通りということで、仕事しながら時間を待つ。
わたしのコンピューターはバッテリー内臓型で、停電でも3時間は支障なく使えるから便利。

ところが14時半、急に電気が来たのである。
電業局へ確認したら朝のときにはわかっていなかった新しい情報が入ってきた。
原因は夏本番になって電力需要の急増(恐らく冷房が原因)に対応できなくなり、今週は火曜日〜金曜日まで電力不足になり次第、不定期に停電するというのである。

今日の午後〜明日を休みにした工場が多い。
であれば電力不足は解消している筈と読み、きょうはもう停電はないだろうと仕事再開を決定。
昼間勤務は15時から19時までに。夜班はフル操業の指示を出す。
従業員の大半が寮に住んでいるのでこういうときは便利。
9日の休みも取消して出勤へ変更。

わたしたちと同じ内容の情報を入手して同じ読みをする工場が多いとあしたも電力不足で停電になる可能性は高いが、裏読みで出勤にするか、裏の裏読みで休みにするか判断の分かれ道ではある。
工事停電ではないとわかったから、供給不足にならないかぎり停電にはならないと読み、とりあえず操業。
停電になればなったで状況判断すればよい。

本日は広範囲で停電になったのであったが、同じ保税区でも停電になっていない工場がじつはあるということが判明。
お国の事情というのはいろいろあるものだ。