ふいちゃんの中国日記

社会編/公共

停電(2)

2006年8月10日

昨日は読み筋通り停電にはならなかった。
だが、いろいろな事情がわかってきた。
水曜日から金曜日は停電ではなく自主停電なのだという。
特に電力需要の多い大手の工場では使っていると電業局から操業を停めるようにと指示がくるのだという。
それを無視すると電力料金が通常の2倍取られるというのだ。

一説によると電業局から連絡があった、なかったに関係なくこの週に使うと料金が2倍だとか。
ところが小口需要者は使ってもお咎めはないという。

オリンピックの準備の関係か、北京の電力不足が顕著で北京方面から大連の電力を北京に回すよう指令が飛んでいるとか。

根底にあるのは中国の慢性的な電力不足のようである。
大連政府は供給体制を必死でとっているのだが、大連地区の経済発展の速度が速く電力供給が追いつかない、というのが真の原因のよう。
5日間自主停電(=実質停電)というのはいくら何でもひど過ぎる。
製品の出荷に大きな影響がでてくるのは必定。
もろに1/4生産が減るのだからその影響はとてつもなく大きいと言えよう。