ふいちゃんの中国日記観光編
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場所は大連から瀋陽の方向へ向かって瀋大(瀋陽―大連)高速道路で3時間半の所にある鞍山市の「千山」である。 年に一回の旅行であり、若い人たちばかりなのでみんな元気一杯であった。総勢92名。 最年長者はわたしであるが、休日には童牛嶺の山登りをしている効果か、3時間の山登りも問題なくこなし、みんなと同じように下山することができた。 この瀋大高速道路は片側4車線で、車の数はまだそんなに多くはない。 日本でなら赤字路線になりそうな車の通行量である。 まだあまり高速道路の通行に慣れていないのか、一番左の追い越し車線(中国は右側通行)を速度の遅い車が走っている。 観光バスの運転手が警笛を鳴らしてもレーンを変えないのでバスの方が右側のレーンに寄って追い越していく。 既得権意識の強いこちらの方々であるから、このレーンは先に走っている俺の物という意識が強いのであろうか、簡単には譲らない。 この瀋大高速道路は大型観光バスは制限速度が120kmでもっとも速いグループに属している。 しかし、3時間半というのは疲れる。 何もしないでただ、座っているだけというのは案外疲れるものである。 安全ベルトを締めていつの間にか眠っていた。 冷房が効きすぎて余りの寒さに目が醒め、リュックサックから長袖を取り出して着る。 鞍山市の人口は300万人でかなり大きな城市である。 ここには鞍山鋼鉄があって中国の初期のころは「鞍山鋼鉄に学べ」というのがよく言われたそうであるが、今の中国の若い人たちがこの名前を知っているかどうかはわからない。 2日目は朝6時食事、6時半出発でかなり忙しい。 バスで「千山」の麓まで行ってそこから歩き。 「千山」は標高約800mということであったが、鞍山市そのものが標高200mというから実質600mの高度差になる。 取り付きの樹林帯はセミしぐれであった。自然が豊富なのがわかる。 曇り空だったので比較的しのぎやすかったが、それでも真夏のもっとも暑い時期である。 汗びっしょりになって登って行った。 下山後、近くの寺廟へ。 北京の故宮を真似た構造になっているが、中国の人ほどに信仰心がないのでこういうところはどちらかというと苦手。 ただ、池の蓮はとても綺麗だった。 | |||||