ふいちゃんの中国日記

生活編/商品情報

NOJIMA

2006年9月13日

用があって日本へ一時帰国した。
自宅でe-mailの取り込みをしようとしたが、つながらない。
5月のときは何ら問題なかったのに原因不明。
もともと機械音痴なのでこういうときはダルマになってしまう。

しかし、このまま放っておくわけにはいかないのでパソコンショップ「NOJIMA」へ行くことにした。
これまでも2回ほどこういうことで見てもらっているのだ。
状況を説明したが、担当の男性の言うことがいつもの「NOJIMA」と違う。
つっけんどんな言い方で「店と個人の家とは条件が同じとは限らないのでなんとも言えません。」ときた。
素人のわたしでもそのくらいのことは知っている。
だからこそ専門家に聞きに来たのである。

いままではこんな言い方をされたことはなかった。
わたしの中では「NOJIMA」は素人の客の立場に立って応対してくれる非常に親切なパソコンショップだったのであるが、いっぺんに評価が変わってしまった。
むっときたが、とにかく取り込みができるようにしてもらうしかない弱い立場である。

だが、いろいろ説明したり話を聞いたりしているうちにわたしには背景が見えてきた。
ああ、この担当者はよく解っていないのだ。
だから、自分の弱点をカバーするために自分の立場だけで話しをしているなと。
ほんとうに賢い人はこのようなとき、よく解っている人の応援を頼むのであろうが、この担当者はそういう行動はとらなかった。

しかし、こちらも担当者の力量がわかった以上、無駄な時間は取りたくないので、「とにかくつないでみてください」と頼む。
すると、インターネットにつながったのである。
そのときの担当者の安堵の表情を決して見逃したりはしなかったぞ。
「コンピューターそのものは異常ありません。設定の問題です。」
そんなのは最初からわかっている。
こちらははなからコンピューターに異常があるなどとはつゆほども思ってはいない。
その設定の仕方がわからないから、わざわざ足を運んだのにである。

e-mailが13件入っている表示が出ている。
これ以上設定の話しを頼んでも無駄だなと判断して、とりあえずe-mailの取込みだけさせてもらった。
重要な仕事関係が10件ほど入っていることがわかった。
コンピューターをカバンにしまってから礼儀として一応聞いてみた。
「おいくらですか。」
これまで「NOJIMA」はこの程度のことは無償サービスで対応してくれていたのであるが、今回は「1000円いただきます。」ときた。
e-mailの取込みだけで1000円とはいい商売だなと思いながらも1000円を支払う。

家に帰ってきてからヤフーの取扱説明書を探す。
幸いすぐに見つかったので箱の埃を拭き落としてページをめくる。
元来こういうのは弱いのであるがこちらも必死である。
仕事の返事と指示を出さなければならないからだ。
まず書いてある通りに設定していく。すると原因がわかったのである。
「自動取込みに設定する」になっていなければならないところが自動取込みになっていなかったのだ。
そのように設定したらなんのことはない、e-mailの取込みができるようになったのだ。

こんな簡単なことも知らないときはまったくわからないものなのだ。
してみると「NOJIMA」のあの担当者のレベルは相当に低いのだなと改めて認識し、同時にあの低レベル担当者のお陰で、設定がわたしでもできるようになったのだと感謝。