ふいちゃんの中国日記

文化編/伝統・風習

お見合い

2006年9月24日

独身の女課長が休暇申請書を持ってきた。
理由に“参加表姐婚礼”と書いてある。
(姓の異なる従姉妹の結婚式に出席するため)ということになる。
場所が瀋陽なのでどうしても3日間ほしいと言う。
日曜日をはさんで土曜日と月曜日の休暇申請である。
一緒にやってきたもう一人の日本語の上手なこれまた独身の女課長がからかって言う。

「本当は見合いです。」
「違います。」
「いえ、半分は結婚式、半分はお見合い。まちがいありません。」
「違います。」

ふたりとも年頃の娘さんである。
普段は仕事一点張りといった感じなのだが、そこはやはり娘さん、結婚ということは頭のどこかにいつもあるのであろう。
できるものなら、ふさわしい日本人男性を紹介してあげたいものだが、大連にいる独身の日本人男性は非常に少ないのだ。

「お見合い」というのは日本独特のものかと思っていたのだが、じつは中国にもれっきとしてあるという。
中国語では“相親”、とか“相看”と言ってこの「お見合い」で知り合って結婚するカップルもけっこう多いのだという。
してみると日本とあまり変わらないのかもしれない。
ただ、日本のようにかしこまった「お見合い」というのとは少し違うらしい。

【註】
相親 xiangqin シアンチン 見合い (相手と親しむ ?)
相看 xiangkan シアンカン 見合い (互いに相手をみる ?)