ふいちゃんの中国日記

観光編/延吉

二道白河

2006年10月11日

二道白河は長白山への麓の基地である。
延吉空港に16時30分に着いてからタクシーと交渉。始めは600元と要求された。
今は中国でもほとんどの観光地がインターネットで検索できるので非常に便利になっている。
事前に延吉から二道白河までは所要時間3時間で400元という情報を仕入れていたので、それを簡単に飲むわけにはいかない。
500元までは簡単に下がったがどうしても400元でうんといわないので、次のタクシーと交渉しようとしたら途端に「行。」という運転手の返事。
「よっし、決まった。出発だ。」地平線に沈む太陽に向かって西進、西進。

15分ほどで街中を離れて山間の道にはいる。
途中で道の両側に果物を売っている露店がたくさん並んでいる場所があったので、あしたは朝が早いから食べ物を買う時間がないかも知れないと判断し、ここで果物を仕入れる。
日本と違うところは買う前にいくつか試食させてもらえること。
りんご、苹果梨などを買い込む。これは正解であった。
翌日の「天池」への山行ではこの果物が多いに役立ったのだ。

たまたま寄った露店のあばさんがとても親切で、少しきずのはいった苹果梨をいくつかおまけにくれるのですっかり感激。
お金を払うからと言っても全く受取ろうともせず、ありがたく頂戴することにした。
運転手の話しによるとこの付近はたくさんの果物が採れるところで、これらの露店の果物はみな売っているおばさんたちが栽培収穫した果物なのだという。

再出発して5〜6分ほど走ったころ、運転手がパンクしたというので、降りて見るとたしかにパンクしている。運転手も手なれたもので5〜6分でタイヤを交換してまた一路西へ。二道白河へ着いたのは20時過ぎで、ちょうど3時間。メーターを見たらなんと403元を示していた。インターネット情報の正確さに大いに驚く。

そしてここもハングル語主体の町である。中国語の表示の上には必ずといっていいほどハングル文字が書かれてあり、ときにはハングル文字だけの表示さえある。

【註】
二道白河 erdao baihe アルダオ バイホウ 地名
長白山 chang bai shan チャン バイ シャン 山の名前
延吉 yanji イエンジイ 地名
行 xing シン よろしい(OK!)
苹果梨 pingguoli ピングオ リイ 苹果梨という梨の一種(写真の中段左)