ふいちゃんの中国日記

観光編/延吉

長白山天池(2)

2006年10月14日

長白山は外観から見て明らかに元火山である。
専用車をおりた辺りには温泉があり、硫黄の匂いこそしないがあちこちの地中から蒸気が噴出している。
そして天池は火口跡に水が溜まって池になったものと思われる。
中国にはこれといった観光案内書が少ないので詳細データは不明。

水はきれいに澄み、冷たく、全く汚染されていない。
ガイドの説明ではこの池には1mもの大魚が住んでいるという。
この池は国境になっていて、観光客がいるこちら側が中国領土で全体の1/3。
残りの2/3は北朝鮮の領土とか。
観光開発されているのはどうやら中国領土側だけらしい。

ここにたどりつくまでの苦しさをすっきりと忘れさせてくれる、まさしく「天上の池」である。
雪などはどこにもありはしない。
天気もよく、すでに枯れた草むらの上に横になってしばらくうとうとしながら休憩。
じつはわたしもだまされ組で、防寒衣を借りていた。
だが、この防寒衣は草むらに横たわるとき、ちょうどよい下敷きになり、これはこれで別用途で大変役立ったのである。