ふいちゃんの中国日記

仕事編

轟音

2006年10月25日

大連に進出している日系企業のなかには日本人ならほとんどの人が知っていると思われるような大手企業や一流企業がたくさんある。
この会社もそうで、なんでも社長はどこかの市の名誉市民の称号を受けているとかいう噂がある。

この工場では大型コンテナ車が毎日頻繁に構内を通っていく。
そしてその度に「ガタン」というものすごい轟音をたてる。
いつも同じ場所を通過するときにこのすさまじい轟音が発生していることから察して、きっとその部分にはスピードを出させないための中国特有の例の小突起帯があるのに違いない。

だが、見ているとトレーラーの運転手たちはスピードをまったく緩めないから、小突起帯に乗り上げてから落ちるときに轟音が発生しているものと考えられる。
おまけにその小突起帯は2箇所にあるから1台の往復で合計4回の轟音が発生する。

1日に出入りしている大型トレーラーは優に10台はくだらないから、いまやその轟音は40回以上に達し、騒音公害という域に達している。
近くに宿舎があるが、夜中もその轟音が発生するので目が醒めて熟睡できないという苦情も聞かされている。
ここまでくるとハタ迷惑もいいところだ。

その小突起帯を通過するときだけ本来の目的に沿ってスピードを緩めればいいのだから簡単に解決できる問題であるのに、まさか工場管理者がそういう状況を知らないというわけでもあるまい。
本来の目的が守れない小突起帯で、しかも管理もしないのであれば撤去すればいいのである。

しかし、あんな轟音が出るような衝撃ではコンテナの痛みも相当激しいだろうな。