ふいちゃんの中国日記

仕事編

やっと見つけたKING JIM

2006年11月28日

仕事を能率よく進める上でファイリング技術が重要であることは誰しも知っていること。
だがこれは案外むずかしく、個人差が大きい。
わたしも当初は引き継いだファイルをそのまま使っていたが、どうにも使い勝ってが悪い。
ファイルは大分類されているがその中身は分類されていないので必要な資料を探すのに結局全部めくったりすることになる。
全部自分でファイルしたのであれば何となく資料の順番がわかるのであるが、他人様がファイルした資料を使うのだからこんなものだ。

これはいかんぞ、と気がついて自前のファイリングに作り直した。
お陰で今は必要な資料がまず10秒以内で取り出すことができるようになっている。
いらいらはなくなり効率が非常によくなった。

使っているファイルは中国式のもので日本で使っていたタイプとかなり違う。
使ってみてわかるのは日本式がはるかに能率がいいということである。
これは使いなれたせいということでなくその構造によるものである。
以前こんなファイルはないかと事務担当者にKING JIMの絵を描いて見せながら、なんどか確認したがいつもないというそっけない答えであった。
ところが最近、凱倫ホテルの東側にある「電子城」を休日にブラブラしていたとき、偶然にも日本のKING JIMを見つけたのだ。
「電子城」の中に事務用品店があるのも変だといえば変だが、しかし、間違いなく事務用品店があるのだ。

週明けの月曜日、さっそく事務担当者へ以前何度か尋ねたことのあるファイルが「電子城」で売っているから購入するように指示した。
そうしたら、「あっ、それならいつも仕入れている業者のところにもあります。」というではないか。
今畜生と思ったが、じゃあそこからすぐに購入しなさいと改めて指示。

原因はどうやら値段にあるらしい。
中国人スタッフからみるとちゃんと中国式のこんないい(?)ファイルがあるのに、なんでそんな高いのを買うのだ、ということになるようだ。
初めから中国式で慣れているので、こんなものだと決めてしまっているのであろう。

中国式ファイルは1冊150円、日本のKING JIMは1冊420円で2.8倍も高い。
中国で売られているKING JIMは外国仕様と説明書きがある。
触った感じは日本のような腰の強さがないことくらいで、使用上はまったく支障がない。
とりあえず8冊買って中国式と併用している。
これでまたぐっと効率が上がることまちがいなしである。

 【註】
   電子城 dianzi cheng ディエンズ チョン 
ビル全体とかフロアー全体とか、広大な面積でコンピューター関係の製品を売っている。ひとつの店でなく3坪とか10坪などの小さな区切りで個人経営しているのが多い。中国のちょっとした大きな都市には必ずこの「電子城」がある。