ふいちゃんの中国日記

観光編/延吉

ちょっと越境

2006年11月11日

図們口岸は正式に交易できる橋である。
たくさんの観光客がこの橋の途中まで歩いて見に行っている。
この橋を歩くのは有料である。
橋の上に黄色の中央分離線が描かれていて、この分離線が途切れるところが即ち国境である。
北朝鮮側には中央分離線はない。

ちょうどこの部分に街灯のポールがあり、橋の側面は朱色から青色に変わっている。
辺境線のところには一人の警備兵がいて監視している。
この辺境線の向こうは本来入ってはいけない部分であろうが、多くの観光客が1〜2歩踏み越して写真を撮っている。
わたしも2歩ほどちょっと越境してみた。
すぐそばにいる警備兵も別に何も言わない。

警備兵に河川敷もこの位置が国境かと聞いたら、下の河川敷は水辺が国境であるとの返事であった。
ここでは警備兵も観光客と普通に話しをしている。

北朝鮮の警備兵が5人ほど手持ち無沙汰のような感じでのろのろと水辺のちょうど上あたりまで歩いてきたが、しばらくしてまたのろのろと向こうへ戻って行った。

 【註】
   図們 tumen ツウメン 地名
   口岸 kouan コウアン 港
   辺境線 bianjing xian ビエンジン シエン 国境線