ふいちゃんの中国日記

生活編/大連カラオケ事情

美人の条件

2006年12月1日

「中国には昔から「美人の条件」というのがあります。」
カラオケお嬢さんは接客業だと思うのだが、接客態度は千差万別で個人差が多い。
長身、細身で、自称20歳の比較的話題も豊富で場持ちのいいお嬢さんが言う。
「で、どういう条件なの。」
「美人の条件というのは?目が大きくて、?鼻が高くて、?口がくさいことです。」
「えっ」と全員。
「目が大きくて、鼻が高くて、口がくさい女のことよ、美人の条件というのは。」
「はあーっ」
「あれーー、あっ、まちがえました。目が大きくて、鼻が高くて、口が小さい女です。」
「うん。なるほど、それならわかる」

全員が大笑いした。そして全員で美人の条件を斉唱した。
「美人とは目が大きくて、鼻が高くて、口のくさい女、だよね。」
「違います。目が大きくて、鼻が高くて、口の小さい女のことです。」
「うん、そうだよな。美人とは目が大きくて、鼻が高くて、口のくさい女のことだよな」
「違います。目が大きくて、鼻が高くて、口の小さいこと。」
それ以来、このお嬢さんは「美人で口がくさい女」とあだ名がついた。略してビジクサ。

ときたま、なにかの調子に店で会うと、笑いながら自ら「美人とは目が大きくて、鼻が高くて、口のくさい女です]と言うようになった。
この事件は双方にとって非常に印象に残る出来事だったようだ。