ふいちゃんの中国日記

社会編/政治

内蒙古

2007年2月11日

モンゴル族は顔に特徴があり、見ておよその見当がつく場合が多い。気がついてみると日本にも同じような顔つきの人がいることがわかる。祖先はきっと大陸から日本へ渡ってきたモンゴル族なのだろうと思う。

今は中国の領土で地図には内モンゴル自治区と表記されているが、清朝の乾隆皇帝のころは内モンゴルの方が力が強く、清朝が属国のような関係であったらしい。騎馬民族の彼らは当時から牛乳を飲んでおり、体力的にも当時の漢族を上回っていたようだ。

当時の内モンゴルは国家というより、部族が群雄割拠していて、日本の戦国時代に各地に諸侯が割拠していたのと同じような状況だったようだ。これら部族の清朝への侵略を未然に防ぐために、毎年多数の清朝の娘さんたちを献上していたという。だから、内モンゴルではモンゴル族と漢族との混血が進んで外観的にはモンゴル族と区別がつかない人も多いという。いまは漢族もたくさん住んでいるという。

大連には地理的な関係からか、内モンゴル出身の人が少なからずいる。しかし、わたしの知っているこれらの人は外観は漢族と区別がつかない。北方族の特徴として、面長の顔つきという共通した特徴以外にモンゴル族特有の顔の骨格をした人はほとんどいない。