ふいちゃんの中国日記

仕事編

臨時ボーナス

2005年 11月 26日

 ボーナスにはいろいろな種類がある。中国では「奨金」と表現される。クォーター毎に現金ボーナスを支給ところもあれば年に1回のところもあるし、また現物支給のところもある。
 9月、「中秋の名月」に「月餅」が支給された。大きめの月餅が1箱に50個ほど入っていて、餡の種類も5種類ありそれぞれおいしかったが食べきるのに一苦労した。もともと月餅は保存性のある食べ物であるが、冷蔵庫がなかったらそう長期に保存できるわけではない。冷蔵庫がない会社の寮に住む若い娘さんたちに聞いてみるとほとんど親元へおみやげに持ち帰ったという。
 10月、「大豆油」5リットルが全員に支給された。900ccの大豆油が4ヶ月でもまだ使い切れていないから一人身のわたしにとってはざっと見積もって2年分くらいにあたる。大変な量をもらったものだ。900ccの大豆油がなくなったら小分けして使うことにしよう。
 11月、みかん箱大のダンボール箱にいっぱいのリンゴが全員に支給された。種類は日本の富士だという。どちらかというと酸味のあるリンゴが好きなわたしにとっては非常においしく感じられる。こんな大量のリンゴを皆どうするのだろうと思って寮に住む娘さんたちにまた聞いてみると全く心配ないという。なぜなら彼女たちは1日にリンゴを少なくとも3個は食べるからすぐなくなるというのだ。なるほど無用な心配であった。
 いずれもわたしにとっては突然の支給だったので驚きだったが、聞いたところによると魚の現物支給もあるそうだから、いったい1年に何回の現物ボーナスがあるのか、自分が勤める会社なのに全然わかっていないし見当もつかない。だが、魚となると魚が大好きなわたしにとっては嬉しい話。どんな魚が支給されるのか楽しみである。