ふいちゃんの中国日記

仕事編

展覧会

2005年 11月 26日

 大連市開発区展覧会センターで技術展覧会が開催された。日本流でいえば中小企業製品展示会である。この2階は常設の展示会になっていて、開発区に進出している大手の日本企業が出品している。マブチモーター、キャノン、東芝、TDK、トステム、リョービ等々である。技術展覧会は毎年行われていて、わたしの関係する会社も出展した。
 開会式は寒い外で行われ、われわれも防寒衣を着て震えながら参加した。挨拶に立ったのは大連日本商工会の役員の方々が多かった。テレビの取材もあり、聞くところによれば当日の夜のニュースで流すとのこと。出展の様子は日本とほとんど同じで一定幅のブースにそれぞれ製品を展示している。出展の企業はおよそ50社といった見当で、説明員一人のところもあれば4〜5人のところもありで各社まちまち。日系企業を的にしてか日本語を話す人を配しているところが目立った。金型、樹脂成形、鋳造、鍛造、印刷等々開発区の実態をかなりの程度理解することができる興味深い展示会であった。
 わたしの関係するグループはCDを作り、大連テレビの日本語キャスターに依頼したというナレーション付きで中国語と日本語で交互に映像を流していた。寒いうえにウイークデーということもあってか人手は今一で、最初は忙しかったもののあとはかなり時間に余裕があった。それで他のブースもいろいろと観察することができた。
 大連開発区は非常に便利な地域で、家電機器、電子部品、服装等々およびそれらの周辺技術関係の会社が集中していて、車で大体10分走ればたいてい目指す会社に着く。そういう狭い特別な地域に日系企業がワンサと進出しているわけである。